前回は、「灘特訓、こんなだった!」というテーマでお送りしましたが、
今回は、
N特訓こんなだった!
いってみます。
Contents
算数のみ! N特訓!
灘特訓は、国語と算数2科だったのですが、
N特訓は、算数のみ!
2時間、ガガガガーっと算数の授業!
内容は、
馬渕公開模試や、浜学園公開学力テストにでる、
難易度高め、正答率7%~30%の問題の解法と、
さらに公開模試レベルを超える、超難問の解法を学ぶ、
といったものでした。
むずかしいよ~、難しすぎるんですよ~(泣)
碁石を並べる問題
見ただけでやんなっちゃいますねぇ。
4年生になったばかりの頃の問題です。
これ、地道に数えていけば、ちゃんと答えに辿り着くのですが、
碁石の数が増えたり、三角形に並んだり、長方形に並んだり、
はたまた、白と黒の碁石に並んだりと、色々とパターンを変えて問題が出るんです。
解き方を、元SAPIXの小学部教室長、粟根秀史さんのご著書を引用させていただきます。↓
外側にひとまわり碁石を並べるたびに、8個増える(一辺が2個増える×4)ということもおさえておくと、
碁石の問題も楽に解ける。
イエス、テクニック。
類題はこんな感じ。
100個の碁石をぎっしりと並べて、正方形を作りました。
この正方形のいちばん外側のひとまわりには、何個の碁石が並んでいますか。
(解き方)
正方形は10個×10個で並んでいるから。
(10-1)×4=36個
答え まわりには36個並んでいる
やり方を習ったら、そう難しくはないのですが、
知らなかったら「うえっ、やだわこんな問題」になるやつです。
(分野別集中レッスン 規則性で、さらに三角形バージョンや、長方形バージョンも類題であります。是非やってみてください。)
N特訓では、こういった問題がゴリゴリと登場します。
正直コレ序の口です。
中学入試 分野別集中レッスン 算数 規則性 (中学入試分野別集中レッスン)
天秤の問題
例えばこんな天秤の問題。 (日大中の過去問)↑
答えと解説
A2個と、B3個が等しいので、BよりAが重く、
真ん中の図で、両方の皿からBを取ると、AよりCが重いことが分かります。
右の図の左側のBをAにかえると、Aの方が重いので、天秤の釣り合いは変わらず、
次に両方の皿からAをとると、CよりDが重いことが分かります。
こたえ A…2番目 D…4番目
N特訓では、こんな感じの思考力問題を、とっても分かりやすく解説してくれるんです。
ところが、
「授業で習ったことは、その日のうちに復習しましょう」って、よく聞くじゃないですか?
いやそれほんと。
3日たったら、もう解けない息子。
こんな問題をしたことすら忘れております…。
「じゃあ、その日のうちにやればいいやん」と思いますが、
そんな簡単なことではないんですよね…。
授業で書いたノートを見てみよう!
と、ノートをチェックするも、ぐちゃぐちゃすぎて、本人もワカラナイ。
ダメすぎるやろ…
N特訓で難問を学ぶより、
まずノートの取り方を学ぶべきでは??
とにかく、わからんままにはできんので、授業ビデオを見て復習。
母も付き添わねばならんので、時間の確保が大変です。
なぜ付き添うかというと、スマホで該当箇所を見つけるだけでも、子供は苦労するから、そこは母が手伝わねばならんのですヨ。
そもそも母のスマホですから…。
操作の問題
操作の問題。
市販の問題集では、見かけない問題ですが、(見つけたら追記します!)
馬渕や浜の公開テストでは、2、3年生の頃からチョコチョコお見掛けします。
機械㋐と、機械㋑があります。
機械㋐は、「2倍してから1を足す」。機械㋑は、「1引いてから5倍する」というきまりがあります。
例えば、機械㋐に1を入れると、
1→㋐→3
となります。
また、機械㋐と、機械㋑をつなげ、2を入れると、
2→㋐→㋑→20
となります。
次の問題に答えましょう。
⑴機械㋐と機械㋑をつないで、左から5を入れました。最後に出てくる数は何ですか。
9→㋐→㋑→□
⑵機械㋐と機械㋑を下の図のようにつなぐと、2495がでてきました。
左から入れた数は何ですか。
□→㋐→㋑→㋐→㋑→2495
こたえ ⑴90 ⑵5
こういう、「地道にやれば必ず答えに辿り着ける」という問題を、
本当に先生が、ホワイトボードに丁寧に丁寧にやってくれるんです。
そうするとですね、妙な自信が産まれるんです。
「なーんだ、こんな風に、泥臭く地味に解いていってもいいんだ」
↑これは大人の私が思ったことを表現してみましたが、
おそらく、そういうふうに感じた子が多数いるはず。
なんせ、大人の私が思ったんですから(2回目)
「よく問題を見て、情報を把握し、まずは書いてみよう、何かが見えてくる。」
あぁ、確かに見えてくる~。
そこに答えが見えてくる~。
てな具合で、
様々なタイプの思考力問題をねじ込んでくる、N特訓。
Nって、やっぱり灘のNだし、そういうことですよね。
最難関中・有名中学校へ合格者多数!【中学受験】進学教室浜学園N特訓、灘特訓、どっちが難しい?
灘特訓に比べると、N特訓は、ちょぉっと易しめな気がします。
「気がする」程度…
やっぱり難しいもんは変わらない…。
では、もっと具体的に金額でいうと、
N特訓は2か月、全6回の授業で、10,500円。
2時間授業なので、1時間875円の料金。
灘特訓は2か月、全4回、14,960円。
国語の授業もあり、3時間授業。
1時間1,246円の料金。
一回 | 1時間に 換算 | ||
N特訓 算のみ | 6回 10,500円 | 2時間授業 1,750円 | 875円 |
灘 国算2科 | 4回 14,960円 | 3時間授業 3,740円 | 1,246円 |
灘特訓の方が、1時間の料金が370円お高くなるので、
単純に灘特訓の方が、特殊で、内容も難しくしているようです。
うん、灘の方が難しいと思った、私の感覚は間違っていない。
だからといって、N特訓が簡単なわけはなくて、
通常授業よりも、HIレベルよりも、はるかに難しいことをしているのは間違いありませんです。
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追記 N特訓は予習だった
追記です。現在5年生になって、
通常授業で同じ問題を教わるようになりました。
結局は先取りをしてたってことです。
で、先取りをしてたから有利か?というと、
あまり実感が沸かないなぁ…
復習テストも大体50~60点くらい。(先生曰く80点が目標)
もし過去に戻れるなら、N特訓するより、テキストの出来なかったところと、応用をやることに専念するかな。N特訓代を節約~
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浜学園最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
【この記事を書いた人】
四国の超絶イナカの公立高校卒業。
同じ田舎から、慶応義塾大学に進学したイトコと、その家庭と叔母を隣で見続ける。
高齢出産で産んだ我が子は、どんくさく、運動もダメ。
それなら、叔母のように、子どもに学びを身に付けさせようと決意し6年。
中学受験を目指し、塾や家庭学習の事を書いています。