息子が、塾の新4年生になって、
2月と、3月が過ぎました。
いや、もう大変…。
これまで散々、「N特訓と灘特訓が難しすぎ!」と、言ってきましたが、
実は、
通常授業も、すんごい難しいんですよ。
ここ2か月で、こんな単元を勉強しました。
算数
- 大きな数
- およその数・がい数(概数)
- 計算の順序
- くふうして計算する
- 大きな桁のかけ算・わり算
国語
- 漢字 36個
- 読解問題
- 慣用句
Contents
大きな数がややこしい
公立小学校では、小3の3学期に、億、兆の大きな単位を学びました。
中学受験塾では、その応用問題をゴリゴリやっていくかんじです。
(問題)472591263000を、漢字で書きなさい。
答え 四千七百二十五兆九千百二十六万三千
(これの逆バージョンもある)
例えばまず、億、兆の大きな数の計算です。
① 3兆8000億÷100=
②2兆5000億の、1/10(10分の1)の数を、漢字と数字が混ざった書き方で書きなさい。
答え ①380億 ②2500億
数字を漢数字に変えたり、計算をしたりは、まだ序の口です。
(ついでに、「兆の次は 京(けい)、その次は垓(がい) だよ」と、息子に教わりました。知らんかったよ)
大きな数を並べる
次はカードの問題。
0⃣ 1⃣ 2⃣ 3⃣ 4⃣ 5⃣ 6⃣ 7⃣ 8⃣ 9⃣ のカードが1枚ずつあります。
このカードを使って、10ケタの整数を作ります。
①大きい方から数えて3番目に大きい数はなんですか?
②50億に一番近い数はなんですか?
小2のころから、こういったカードを並べる問題は出てきましたが、5桁まででした。
それが10ケタって、ね、大きすぎ!
「3番目に大きい数はなんですか」くらいだったらまだ簡単で、
「10番目に大きい数は?」なんてなると、
もう大変です。
こういう問題の解き方に、テクニックがあるか?っていうと、
そうでもなくて、
塾の先生にやり方をビデオで見ると、
とにかく 丁寧に丁寧に、数字を並べていくんです。
最難関の先生も、灘特訓の先生も、
みなさん、とーっても慎重にするもんで、
「プロでも、地味な作業をするんだ!」
とめちゃくちゃ思いましたよ。
▼公式サイト▼ 無料体験授業、好評受付中!およその数は四捨五入だけじゃなかった…範囲って??
さらにややこしかったのは、およその数です。
同じ数字でも、四捨五入の位置、切り上げ、切り捨てで、随分変わります。
3584918について□にあてはまる数を答えなさい。
⑴切り上げて、一万の位までの概数にすると、□になります。
⑵切り捨てして、千万の位の概数にすると、□になります。
⑶四捨五入して、千の位までの概数にすると、□になります。
⑷四捨五入して、上から2桁の概数にすると、□になります。
⑸千の位を四捨五入すると、□になります。
答え ⑴3590000 ⑵3580000 ⑶3585000
⑷3600000 ⑸3580000
いろんなパターンの四捨五入が次々にあらわれ、
母、パニック。
おまけに、「がい数のはんい」ときます。
概数の範囲って??
がい数のはんいって、なんじゃらほい
ある整数を四捨五入して、上から2けたの がい数にすると、
18000になりました。
このような整数の はんいはいくつからいくつまでですか。
答え 17500~18499
あぁ、これが「特殊」と言われる中学受験なのですね…。
特別授業でもなく、生徒全員が受ける通常授業でこのレベル…。。
計算が複雑になってきた
整数の計算のケタが大きくて…(泣)
かけ算、割り算も、どんどんケタが大きくなってきました。
①263×457=
②73472÷256=
答え ①120191 ②287
息子のきたない文字では、あちゃこちゃ間違いが出て、
おまけに計算の宿題では、「時間を測ってきてね♡」って先生に言われるし…(しかし測るのをよく忘れる)。。
そういえば、浜学園の学園長、橋本憲一先生の本には、
「毎回、手に汗握って、計算を解いてますか?」
と、ありましたが、
息子は途中で嫌になって、爪いじったりしてますです。ガビーン。
巻末のチェックリストは必見。浜学園の塾生はこんな風にしてるのか、と参考になります。↓
灘中に合格する子は学力のほかに何を持っているのか: ワンランク上の志望校に受かるための能力と習慣
まぁ、昨年の春休みなんて、2桁×2桁のひっ算が辛すぎて泣いちゃってましたからね、
まだ泣いてないだけマシかな(苦しいっ)
中学受験専門塾浜学園↑小3の頃↓
かっこを使った計算
かっこを使った式は、半年ほど前に、小3のHIレベル特訓で一度勉強しました。
選択授業。次の学年のカリキュラムを予習することが目的。月2500円程。
{(318+42)÷15-14}×14=
答え 140
当時の息子と私にゃ、ほんっとに難しくって、大変でした。
そんで、小4になってやってみると、
あぁ、これ、相変わらず難しいね。
ってなりました。(親子共々、大して成長してなかった)
カッコを使った逆算
さらに、かっこを使って「逆算」するのに、非常に手こずりました。
□にあてはまる数を求めなさい。
(□÷7+11)-81÷9=6
答え 28
これも、そのうち分数バージョンで出てくるので、
小4のはじめに、整数バージョンで練習します。
これ系の計算問題が宿題でたんまり出るんですわ。
全ての講師が現役の東大生!オンライン個別指導の『トウコベ』計算のくふう
次の計算をくふうして計算しなさい。
①742×101=
②50×99=
③25×16=
答え ①74942 ②4950 ③400
こういう計算問題は、
桁が大きいと大変だったりします。
ところがですね、やり方を教えてもらったら、
わざわざひっ算にしなくても解けちゃうんですね。
全然知らなかったですわ。
①の742×101=
先に742×100をして、後で742を足しちゃう。
①742×101=
742×100=74200
74200+742=74942←答え
②の50×99=
先に50×100をして、後で50引いちゃう。
①50×99=
50×100=5000
5000-50=4950←答え
③の25×16=
先に16を4×4に分解してしまう。
25×(4×4)=
ここで覚えておきたいのが、
25×4=100なんです。
③25×16=
16を4×4に分解
25×4×4=
100×4=400←答え
(別解)25=5×5
5×5×4×4=20×20=400←答え
塾の先生に「暗記しとけば便利だよ」、と言われたのは、
25×4=100
125×8=1000
速く、正確に計算を解くワザは、とっとと身に着けちゃいたいですね。ハイ、がんばりますです。
サピックス算数科の元室長 粟根秀史氏著。 計算のテクニックが分かりやすく解説されています。↓
中学入試 分野別集中レッスン 算数 計算 (中学入試分野別集中レッスン)
10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること
国語
国語は何をしたかというと、
- 漢字36文字
- 慣用句
- 読解問題
漢字
週に12文字の漢字を自宅学習し、
次週に小テスト。
という流れで、全部で36文字を勉強しました。
これ、ラッキーなことに、小3の復習ページだったんですよ。
↑小3の夏期講習…血反吐を吐く思いで覚えた
(言い過ぎ)
あの漢字たちが今!ここに!↓
あの時がんばって覚えてよかったー
漢字に時間がかからない分、N特訓や灘特訓の宿題に使えました。
こういうのが、小4から始めるお子さんよりもお得なんだろうな、と思います。
まぁお金かかってるから、お得?っていうのは違うだろってなりますが…w
慣用句をおぼえる
□にあてはまる言葉をかきなさい。
①彼女は□に絹を着せない発言をする。
②姉は□を割ったような性格だ。
③□を割って話をすると、お互い気持ちがすっとした。
④□で風を切って歩く。
⑤買い物をしすぎて□が出た。
答え ①歯 ②竹 ③腹 ④肩 ⑤足
このあたりは、割と簡単じゃない?
って思いましたが、息子っちは、
「くちに絹を着せない、だよね?」と普通に間違って覚えてしまうので、
キケン危険。
でもねー、母なんて「歯に衣を着せない」なんて、大人になるまで知らなかったんじゃないかな?
えらいよ、小4の塾生たち。
小中高生の家庭教師選びなら、かてきょnaviなにはともあれ、読解問題
小4になると、「書き抜き」は当然ですが、
「記述」も始まりました。
ごきげんで食べているところへ、その家のあるじがもどってきた。
どろぼうは見つかってはたいへんと、柿の木の上で小さく小さくなっておったが、
柿の木のまわりには、くいちらかした種がいっぱい。
あるじはすぐ気が付いたが、見るとあんまり強そうなやつではない。ひとつからかってやろうと……
入江祥智「神さまによろしく」
(問題)「あるじはすぐ気が付いた」とありますが、どんなことに気が付いたのですか。文中の言葉を使って書きなさい。
答え どろぼうが柿をたべたのだということ
これね、そんな難しくないって思ったんですがね、
息子は「柿の種が落ちていたこと」とフツーに間違っていました。
ちがうちがう。もう一回よく読んでみ?
といっても首をかしげておるんですわ。
こういう記述って、テストになったら、配点6点とかね、すごい高いから、
是非とも頑張ってほしいんですが、
もう、トレーニングして慣れるしかない気がします。ハイ。
後日、確認テストで50点取ってきた息子。
やっぱり、記述、書き抜きがてんでダメでしたね。ケチョーン。
そんなわけで、算数も国語も、濃い内容で学んだ小4の春でした。
ここに書けてないこともあります、とにかく盛沢山。
ガンバレ息子! 母もがんばる!
【おすすめ市販ドリル】
馬渕中学受験のテキストにこれが一番近いと思う一冊。HIレベル特訓や、N特訓レベルの問題もあり、難易度は高い。
上記が難しい方におすすめしたい一冊。(トップクラスが難易度5なら、こちらは難易度4)A4 大型本、文字も大きく、ゆとりがあり、続けやすいドリル。↓
サピックス算数、元教室長の監修。テクニックが分かりやすく学べます。↓
このシリーズは強い!
こちらも分野別集中レッスンシリーズ。大手中学受験塾のテキストに載る語彙が学べます。↓
とにかく読解問題に集中の一冊。物語文、説明文がぎっしりなので、勉強+読書で楽しく学べます。↓
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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【この記事を書いた人】
とろろ
四国の超絶イナカの公立高校卒業。同じ田舎から、慶応義塾大学に進学したイトコと、その家庭と叔母を隣で見続ける。
高齢出産で産んだ我が子は、どんくさく、運動もダメ。
それなら、叔母のように、子どもに学びを身に付けさせようと決意し6年。
中学受験を目指し、塾や家庭学習の事を書いています。